来る9月16日(水),17日(木)に九州大学第三段階教育研究センター主催の「平成27年度 成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」国際セミナー(同時通訳付き)を開催いたします。
いま、学術的な大学教育と並行して、実践的な職業教育を担う高等教育制度を確立するための検討が進められており、こうした制度の革新や創設に向けて、学修成果にもとづいて教育プログラムの質保証を行うためのツールとして国家学位・資格枠組み(NQF)が不可欠となっています。
世界143カ国が取組み、またそれらを相互参照するための地域版参照枠組みも、欧州のEQFやアジアのAQRFなど定着しつつあります。
本セミナーでは、こうした国際的展開と日本の政策科学的課題をめぐって、政策関係者や海外ゲストを交えて検討を行います。
なお、このセミナーは、九州大学が受託した文部科学省『平成27年度成長分野等における中核的専門人材養成に関する戦略的推進事業』にもとづいて実施するものです。
みなさま、万障お繰り合わせの上、ご参加いただけますようお願い申し上げます。
■テーマ
『高等教育複線化と国家学位資格枠組みの国際的展開』
"Dual-Track Development of Tertiary Education and Relevance of National Qualifications Frameworks"
■開催日時
平成27年9月16日(水)13:00-17:10
9月17日(木)10:00-17:10
■開催会場
ハイアット リージェンシー 福岡(福岡市博多区博多駅東)
■参加費:無料(9月16日懇親会費:6,000円)
■定員:100名
■プログラム概要(日英同時通訳付き)
<プログラムはこちらからダウンロードください。 p1
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第1日目:9月16日13:00-17:10
<部会Ⅰ>日本の高等教育と職業能力の形成
報告①大谷圭介(前文部科学省・参事官)
「実践的な職業教育を担う高等教育制度をめぐって」
報告②和田雄次朗(厚生労働省・職業能力開発局・能力評価課・課長補佐)
「生涯にわたる職業能力の適切な評価制度に向けて」
報告③吉本圭一(九州大学・第三段階教育研究センター長)
「日本の教育と職業をめぐる学位・資格制度の脱構築」
コーディネーター:関口正雄(NPO私立専門学校等評価研究機構・理事)
<パネルディスカッションⅠ>「日本の高等教育複線化をめぐって」
千葉茂(日本工学院専門学校・校長),安部恵美子(長崎短期大学・学長),
Isabelle Le Mouillour(独 職業教育訓練研究センター・国際部長),
Andrea Bateman(豪 バイトマン&ジャイルズ代表・職業教育訓練アドバイザー),
大谷圭介,和田雄次朗,吉本圭一
コーディネーター:亀野淳(北海道大学・高等教育機能開発総合センター・准教授)
第2日目:9月17日10:00-17:10
<部会Ⅱ>「欧州発グローバルスタンダードへの展開」
講演①Isabelle Le Mouillour(独 職業教育訓練研究センター・国際部長)
「ヨーロッパ学位資格枠組みとドイツ」
講演②Andrea Bateman(豪 バイトマン&ジャイルズ・代表・職業教育訓練アドバイザー)
「オーストラリアの学位資格枠組みとアジアへの展開」
<部会Ⅲ>「東アジア型の学位資格枠組みへの挑戦」
講演③Dong-Im Lee(韓国職業訓練研究センター・主任研究員)
「韓国における学位資格取得枠組みへの挑戦」
コーディネーター:木村拓也(九州大学基幹教育院・准教授)
<パネルディスカッションⅡ>「学位資格枠組みのグローバル展開の先にあるもの」
Isabelle Le Mouillour, Andrea Bateman, Dong-Im Lee,
笹井宏益(国立教育政策研究所・生涯学習研究部長),
杉本和弘(東北大学・高等教養教育開発・学生支援機構・教授),
坂野慎二(玉川大学・教育学部・教授),
渡辺達雄(金沢大学・大学教育開発・支援センター・准教授)
コーディネーター:稲永由紀(筑波大学・大学研究センター・講師)
■主催
九州大学第三段階教育研究センター
■後援
日本高等教育学会、日本インターンシップ学会、日本キャリア教育学会、
全国公立短期大学協会、日本私立短期大学協会、短期大学コンソーシアム九州、
全国専修学校各種学校総連合会、九州教育社会学会
【申込み・問合せ先】
九州大学人間環境学研究院・委託事業(EQGC研)事務局
Tel/Fax 092-642-4365
e-mail: eqgc2015@edu.kyushu-u.ac.jp