本調査は、大学が持つさまざまな機能のうち、昨今注目されている地域連携・交流および職業教育に焦点を当て、機能の主な担い手である大学の先生方の職務や活動について現状を把握するとともに、その遂行に必要な能力や能力向上に有用な経験、さらにはこれからの各大学と教員におけるミッションや役割の選択のあり方まで明らかにすることで、大学の機能別分化のあり方について示唆を得たいと考え、実施しました。
調査実施にあたり、年度末のご多忙の折にもかかわらずご回答いただきました教員のみなさま、また、調査実施へご協力いただきました各大学のご関係者さまに、この場をお借りして深くお礼申しあげます。
調査の概要および調査システムの概要を下記のように公開しますので、ご関心のおありの方々にはどうぞご覧いただき、またご意見等をおよせ頂ければ幸いです。
調査名 「大学教員と地域・職業教育的機能に関する調査」
九州大学「高等教育と学位・資格研究会」(2019-2021年度科学研究費・基盤研究(A)「第三段階教育における往還的コンピテンシー形成と学位・資格枠組みの研究(JP19H00622)」研究代表者:吉本圭一)
筑波大学「大学と地域研究会」(2016-2019年度科学研究費・基盤研究©「地域・社会連携を通した高等教育の多様なイノベーションとその成立要因に関する研究(JP16K04599)」研究代表者:稲永由紀)
大学教員における、大学の地域・職業教育的な機能の認識状況、具体的な職務・活動としての遂行状況及び、必要な能力・機能をどのようにして修得・発揮しているか、その実態を把握し、これからの各大学と教員におけるミッションや役割の選択のあり方、また、大学の機能的分化の在り方について示唆を得るため
インターネットを通したアンケート調査
各大学に在籍する調査協力者を通じ、ポータルサイトへログインするための URL・ID・パスワードが付与された調査依頼状を、各大学教員へ配布した。
・回答者の状況
・ふだんの職務
・勤務校への採用と、採用前までの学習歴・職業経歴
・勤務校での採用・処遇と、能力向上に向けた取組
・期待される職能とその修得・活用
・勤務大学の在り方
2020(令和2)年2月19日~3月24日
調査票配布数 | 1,219 人 |
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有効回答数 | 195人 |
有効回答率 | 16.0% |
(株)ディーピーブレインズ(調査システム開発)
(株)サーベイリサーチセンター(調査実施・集計)
◎ | 吉本 圭一 | 滋慶医療科学大学院大学・教授、九州大学名誉教授 |
◎ | 稲永 由紀 | 筑波大学・講師 |
〇 | 伊藤 一統 | 宇部フロンティア大学短期大学部・教授(調査事務局) |
〇 | 伊藤 友子 | 熊本学園大学・教授 |
〇 | 猪股 歳之 | 東北大学・准教授 |
坂野 慎二 | 玉川大学・教授 | |
佐藤 直由 | 東北文化学園大学・教授 | |
〇 | 菅野 国弘 | 全国専修学校各種学校総連合会・事務局長 |
杉本 和弘 | 東北大学・教授 | |
塚原 修一 | 関西国際大学・客員教授 | |
藤墳 智一 | 宮崎大学・准教授 | |
古田 克利 | 立命館大学・准教授 |
九州大学 『高等教育と学位・資格研究会』
代表:吉本圭一 e-mail : eqgcoffice@gmail.com
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福岡市東区箱崎6-19-1
九州大学大学院人間環境学研究院
教育社会学研究室内
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