■文科省受託時事業
■□■2019EQGC国際カンファレンス ■□■ (2019.12.12-13)  「学修成果と職業教育の質保証 ― NQFの世界展開と日本の未来 ― 」 'Learning Outcomes and Quality Endorsement of Vocational Education - Global Convergence toward NQF and Future of Japan - ' を開催しました

プログラム【1日目】
<第Ⅰ部>問題の提起
「国家学位資格枠組と学習成果へのアプローチ」
吉本 圭一(九州大学・第三段階教育研究センター・研究センター長)
<第Ⅱ部>基調講演
「アジア太平洋地域のNQF開発と地域における枠組みの重要性」
Andrea Bateman(豪/バイトマン&ジルズコーポレーション)
「学修成果の分野別チューニングへの日本的アプローチ」
深堀 聰子(九州大学・教育改革推進本部・教授)

【2日目】
<第Ⅲ部>「世界各国のNQFと職業教育」
(1)日本における探索
「日本的文脈における分野横断的チューニング-7分野のマトリクス作成手順-」
江藤 智佐子(久留米大学・文学部・教授)
「日本の職業教育とNQF―事例7分野の評価―」
塚原 修一(関西国際大学・客員教授)
「東京規約発効にともなう外国資格・学歴認証システムの新展開―アジア・太平洋における学生・高度人材の流動化に向けて―」
芦沢 真五(東洋大学・国際学部・教授)
(2)海外動向報告
「ドイツ第三段階教育における職業教育」
Helmut Demes(ドイツ/デュイスブルグ=エッセン大学)
「オーストラリアAQFレビュー委員会からの報告
Sally Kift(豪/カーティン大学・NCSEHE)
「豪州アプローチへのコメントと日本への示唆」
杉本 和弘(東北大学・高度教養教育・学生支援機構)

2019(令和元)年12月12日~13日の2日間にわたり、TKPガーデンシティ天神スカイホールにおいて令和元年度文部科学省委託事業国際カンファレンス「学修成果と職業教育の質保証 ― NQFの世界展開と日本の未来 ― 」(共催:九州大学大学院人間環境学研究院、後援:日本産業教育学会、日本高等教育学会、全国専修学校各種学校協会、福岡専修学校各種学校協会)を開催しました。
本国際カンファレンスでは、世界150カ国以上で展開するNQF(国家学位資格枠組)に関する専門家をオーストラリアとドイツより招聘し、第三段階教育の今日的課題である学修成果にもとづく職業教育の質の保証・認定・向上について、さらに日本と世界の高度な学習社会の未来を論じ、日本の政策的な課題を検討いたしました。

ドイツからHelmut Demes氏(デュイスブルグ・エッセン大学)に「政策とガバナンス」のモデルであるドイツ語圏の産官学ステークホルダーの教育参画に焦点をあて、大学のデュアル学習プログラムの報告をいただきました。「質とレリバンス」については、NQF先進国のオーストラリアにおける制度の見直しと改革のためのレビュー委員会メンバーのSally Kift教授(カーティン大学)と、アジアのNQF普及のための地域参照枠組AQRFのアドバイザーを務めてきたAndrea Bateman氏(バイトマン&ジルズコーポレーション)に報告いただきました。日本の委託事業メンバーの報告も交え、フロアからも活発な議論が展開されました。  
70名を超す多数の皆様にご参加いただきました。

九州大学第三段階教育研究センター

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