センター設置の背景・目的

今日、急速に拡大・多様化しつつある世界の第三段階教育について、その「目的」・「方法」・「統制」をめぐる機能的分化と質 の向上・保証の仕組みとを実証的に把握するとともに、特に日本の第三段階教育各セクターにおける、機関・プログラムレベルで のイノベーションの動向、マクロレベルでの質保証政策の展開などについて、政策科学的な探究を行うことを目的とし、人間環境学研究院教育学部門の吉本圭一主幹教授をセンター長として設置された。
国際的にも、OECD、UNESCO、東アジア首脳会合(EAS)などが注目するように、非大学セクターを含む第三段階教育の充実・向上にむけて、その制度的・機能的形態の探究が世界的な重要政策課題となっており、本センターは、職業教育に焦点を あてた第三段階教育システムについて、理論的な把握、実証的な把握をすすめ、これからの教育政策をめぐる議論をリードする国際的先端研究拠点の形成を目指す。 また、センターにおける教育研究の充実のため、学内外の高等教育研究メンバーによる九州大学「高等教育と学位・資格研究会」の研究ネットワークがその研究 活動のコアを担うとともに、学内においても人間環境学研究院教育学部門および基幹教育研究院からの協力をあおぎ、寄附講座(第三段階教育論講座)教員の参加を得ている。


2014年国際セミナー (International workshop on Tertiary Education and Qualifications in 2014)

九州大学先導学術研究拠点について

九州大学第三段階教育研究センター

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