2018年9月 「アジア太平洋地域における国家資格枠組(NQF)の発展と強化に関するガイドライン」(ユネスコ・バンコク事務所)にて、当センターが紹介されました

 2018年9月、ユネスコ・バンコク事務所は、「アジア太平洋地域における国家資格枠組(NQF)の発展と強化に関するガイドライン」を発表しました。
このガイドラインでは、学位・資格枠組み(QF)は、教育の質や学修成果の透明性を高めるための一つのツールであり、アジア太平洋地域において共同で取り組むべき課題であることを示すとともに、アジア太平洋地域に属する各国の学位・資格枠組みの導入状況について報告しています。日本に関する報告では、複数国の学位・資格枠組みの運用状況について比較研究を実施している機関として、九州大学第三段階教育研究センター(RTEQ)を紹介しています。

 この紹介にあるように、本研究センター(RTEQ)は、学術的な学修成果と職業で求められる技能や能力の水準についての国際比較や、さまざまの専門分野に焦点をあてた実践的開発研究をすすめ、日本の第三段階教育の教育訓練とその成果としての学位・資格が、国内の専門分野間で横断的に、また国際的に可視化され、透過性(permeability)を高めていくこと、そうした取組みを通して、卒業生ひとりひとりが修得した知識や技能を活用し、社会的・職業的に自立していく、多様な学習とキャリアへの経路が開かれた社会システムの構築を目指しています。

 なおこの「ガイドライン」は、大学改革支援・学位授与機構評価事業部国際課による情報「アジア太平洋地域における国家資格枠組に対する認識は-UNESCOのガイドラインから-(https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/11/12/asia-pacific-nqf/)」(2018年11月12日付)の中でも紹介されています。

UNESCO Bangkok Office(2018) “Japan” Guidelines on Developing and Strengthening Qualifications Frameworks in Asia and the Pacific Building a Culture of Shared Responsibility,p.61
https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000265652?posInSet=1&queryId=5f833ecf-ba05-4182-a72c-5990e135805f

九州大学第三段階教育研究センター

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