取組概要
平成25年度に九州大学が受託した職域プロジェクト「中核的専門人材育成のためのグローバル・コンソーシアム」の傘下の職域プロジェクトとして海外事例調査を中心に、職業教育・高等教育資格枠組みの検討を行った。
事業成果
海外事例調査として、オーストラリア(コンソーシアム事業の一部として)、ドイツ、スコットランド、アメリカ、韓国、中国を訪問調査し、各国の資格・枠組み制度の進捗状況の特質ならびに、それらを比較する枠組みについて、教育機関、政府、研究者からのインタビュー調査、資料収集調査を実施した。また東アジア首脳会合(EAS)における職業教育訓練プロバイダーネットワーク事業に対して文部科学省の方針に沿って、そのネットワーク会合に参加し、職業教育訓練プロバイダーの質保証、質的向上のモデルについての観点、枠組みを推敲していくことが可能となった。
平成26年2月にはコンソーシアムに於いて国際ワークショップを開催したが、その際に、TAFE-SAの職員による日本の短期大学・専門学校の職業教育プログラムを視察し、豪州のAQFおよびトレーニングパッケージにもとづくプログラム編成との考え方の違いと共通性、また労働市場条件などを解明することができた。